2023年10月26日〜28日の三日間、豊島区伝統工芸展にて各種伝統工芸の制作体験をすることができます。是非この機会に匠の技を体験してみてください。

伝統工芸品は敷居が高いと思われがちですが、実は私たちの日常のあちらこちらにあるのです。お祭りの提灯や、至る所で耳にする三味線の音色、大切なひとにプロポーズするときの指環、お祝い事で身に付けるつまみ簪・・・

当たり前に身近すぎて、あまり詳しく考えた事はないかもしれませんが、それら全ての工芸品は200年以上の長い歴史を持ち、今もなお、職人さんたちが一つ一つ手作業で、丹精を込めて作り上げているのです。

今年で30周年を迎える豊島区伝統工芸展では、より多くの方に日本の誇る伝統の技を実際に体験して、知って頂ければと、伝統工芸体験プログラムをご用意いたしました。
親子で、ご友人と、お一人でも参加可能です。(小学4年以下の方は保護者同伴でお願い致します。)

下記メニューより気になる工芸をクリックして、詳細をご覧ください。
体験をご希望の方は体験予約お申込みフォームよりお申込みください!
*当日会場での受付もございますが、場合により体験ができない事もございますのでご了承ください。

体験プログラム開催日時

2023年10月26日(木)・27日(金)・28日(土)
*事前予約の場合、各工芸とも13:30~、15:30~
*予約なしの場合は10:00-16:00(最終日は10:00~15:00)直接会場でお申し込みください。
*当日会場での直接参加の場合は、来場数や体験参加人数によりご参加いただけない事がございます。
体験予約をお申込みいただけますと確実に各種伝統工芸を体験していただく事ができます。

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体験メニュー

江戸手描提灯
東京三味線
貴金属装身具
つまみ細工

 

 

 

 

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江戸手描提灯墨入れ体験

提灯の歴史はとても長く、人々の生活にあまりにも必要不可欠で当たり前の存在であった為、工芸としての資料がほとんど残っておらず、現在まで師弟間のみにその技が伝えられてきました。

江戸提灯の最大の特徴は全て手描きで墨入れされているという事です。曲面や凹凸のある提灯の火袋に正確に、文字や模様を描き込むのは簡単ではありません。

提灯に描かれている文字は「提灯文字」と言い、江戸時代に盛んに使用された図案文字「江戸文字」の中の一つです。落語などで見かける寄席文字、というのもやはり江戸文字の一つですが、これはもともと勘亭流(歌舞伎)と提灯文字を元に創作されました。

「図案文字」というのは、単に文字を書くのではなく、実際に体験してみるとわかるのですが、描く様にして文字を表現していくのです。

講師:早川福男

提灯の墨入れ体験では三代目提灯師の早川福男氏を講師に、「図案文字」である江戸文字の描き方を学び、ミニ提灯に好きな文字や絵柄を入れてオリジナル提灯を制作します。

所要時間:約1時間
費用:3,300円(材料費・税込)

体験内容:
•提灯の種類について
•江戸文字の描き方やコツ
•ミニ提灯墨入れ

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伝統工芸体験レポート

伝統工芸体験レポート

江戸手描提灯
江戸手描提灯

雑司ヶ谷 はや川提灯店

雑司ヶ谷 はや川提灯店

提灯選び
1.提灯選び
1.提灯選び

弓張ミニ提灯から長型か丸型のどちらか好きな提灯を選びます。
どちらの形もいい感じです。

弓張ミニ提灯から長型か丸型のどちらか好きな提灯を選びます。
どちらの形もいい感じです。

デザイン
2.デザイン
2.デザイン

まずは紙の上にデザインを描いてみます。
名前でも、模様でも、絵でも、好きなものを描く事ができます。

まずは紙の上にデザインを描いてみます。名前でも、模様でも、絵でも、好きなものを描く事ができます。

下書き
3.下書き
3.下書き

デザインが決まったら、いよいよ提灯に下書きをしていきます。下書きは木炭を使ってうっすらと描いていきます。自信が無い場合は先生がお手伝いしてくれるので安心です。

下書きに使用する木炭

デザインが決まったら、いよいよ提灯に下書きをしていきます。下書きは木炭を使ってうっすらと描いていきます。

下書きに使用する木炭

下書き2

まずは自分で下書きをしてみます。文字などは先生にお手伝いしてもらえますが、オリジナルのイラストなどは自分で挑戦してみるのがおすすめです!
なかなか木炭で描く機会もないので、是非木炭の描きごごちを楽しんでみましょう!

まずは自分で下書きをしてみます。文字などは先生にお手伝いしてもらえますが、オリジナルのイラストなどは自分で挑戦してみるのがおすすめです!
なかなか木炭で描く機会もないので、是非木炭の描きごごちを楽しんでみましょう!

4.墨入れ
4.墨入れ
4.墨入れ

下書きが終わったらいよいよ墨入れです。
専用の筆を使い、顔料を使用して描いていきます。

下書きが終わったらいよいよ墨入れです。
専用の筆を使い、顔料を使用して描いていきます。

墨入れ2

文字は意外と難しいので、今回のメインの文字枠は先生に手伝っていただきました。
墨入れは修正が効かない為、失敗は許されない一発勝負です!!先生が筆を握ると、、、当たり前ですが、いとも簡単にスルスルと安定した線が描かれていきます。

文字は意外と難しいので、今回のメインの文字枠は先生に手伝っていただきました。
墨入れは修正が効かない為、失敗は許されない一発勝負です!!先生が筆を握ると、、、当たり前ですが、いとも簡単にスルスルと安定した線が描かれていきます。

墨入れ3

こちらはオリジナルイラスト。すべて自分で描き込んでみます。提灯の表面は凹凸があるので思った様に筆を運べず、とっても難しいです。

こちらはオリジナルイラスト。すべて自分で描き込んでみます。提灯の表面は凹凸があるので思った様に筆を運べず、とっても難しいです。

墨入れ4

メインの漢字は先生にお手伝いしていただいたので、空いているスペースには自分で挑戦です。漢字は難しいのでひらがなで。まずは紙の上で練習をしてみます。

メインの漢字は先生にお手伝いしていただいたので、空いているスペースには自分で挑戦です。漢字は難しいのでひらがなで。まずは紙の上で練習をしてみます。

墨入れ5

提灯の表面に凹凸があるので、紙に練習した様には描けません。
全体の大きさも、予定していたよりずっと大きくなってしまいました・・・。
ひらがなだからといって簡単というわけではないですね。

提灯の表面に凹凸があるので、紙に練習した様には描けません。全体の大きさも、予定していたよりずっと大きくなってしまいました・・・。
ひらがなだからといって簡単というわけではないですね。

完成
5.完成!!
5.完成!!

ついにオリジナルミニ提灯の完成です!お祭りや縁日でかかっている大量の提灯も、一つ一つ手書きで狂いなく書かれているのを思うと、さすが、職人がなせる技だなと、今回体験してみて思いました。
憧れの自分でデザインした提灯が出来てとっても嬉しいです!!

ついにオリジナルミニ提灯の完成です!お祭りや縁日で見かける大量の提灯も、一つ一つ狂いなく書かれているのを思うと、さすが、職人がなせる技だなと、今回体験してみて思いました。憧れの自分でデザインした提灯が出来てとっても嬉しいです!!

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江戸手描提灯
東京三味線
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東京三味線体験

三味線は誰もが知っている日本を代表する伝統的な楽器ですが、実は知らない事ばかりです。

一丁の三味線を作るのに、熟練した職人さんでも棹だけでも7日間、それから胴を仕込んで、金物付をけ、糸巻きをすげ、皮を張って、糸をかけてさわりを付け完成までは1ヶ月はかかります。棹の艶を保つために漆で生上味を何度も掛けます。そうするともう少し時間が掛かり、高級品は半年から1年もの時間をかけてやっと仕上がるのです。

そしてその素材も紅木べっ甲象牙というワシントン条約に規制されている希少な素材と、日本の現法ではとることの出来ない犬猫の皮、を材料にして作られる、大変価値の高い楽器です。

明治45年に大日本山林会より発行された「木材ノ工芸的利用」には紅木が三味線(楽器)の最高材であり、棹(さお)に虎目・ちぢみ、胴に丸い年輪がはっきりたくさん有る製品は、音、艶とも一番と記されています。

講師:高橋定裕

体験教室では東京都伝統工芸士で豊島区認定伝統工芸士でもある高橋定裕氏を講師に、楽器について学び、実際に三味線に触れ(簡単な曲に挑戦します!)、音色を知り、三味線の本体に使われる紅木を加工してペンダントを作ります。

所要時間:約1時間

費用:2,500円

体験内容

•三味線が出来るまでの工程や構造についての話し
•紅木でペンダントを制作します。
•三味線の弾き方を習い、簡単な曲を演奏してみます。

 

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1.表紙

伝統工芸体験レポート

伝統工芸体験レポート

柏屋楽器店

柏屋楽器店

江戸三味線
江戸三味線
2.説明
1.三味線の構造
1.三味線の構造

始めに三味線の構造について説明をしてもらいます。三味線をこんなに近くで見るのは初めてです!

始めに三味線の構造について教えてもらいます。三味線を実際に見るのは初めてです。

3.パーツ
2.サオになる部分
2. 竿になるパーツ

荒削りの状態のパーツです。三味線は分解できるんです。これがピカピカな三味線の竿になります。

荒削りの状態のパーツです。三味線は分解できるんです。これがピカピカな三味線の竿になります。

4.触る
4. 実際に触れてみる
4.触れる

荒削りの竿を実際に触れてみます。かなりドッシリとして重みがあります。他では触ることができない紅木(こうき)という珍しい材木です。

荒削りの竿を実際に触れてみます。かなりドッシリとして重みがあります。他では触ることができない紅木(こうき)という珍しい材木です。

5.見本
5. 作業開始
5.作業開始

三味線や紅木についてのお話を一通り聞いたら、いよいよ作業の開始です。しずく型に切り出してある紅木を磨いてピッカピカに仕上げていきます。

三味線や紅木についてのお話を一通り聞いたら、いよいよ作業の開始です。しずく型に切り出してある紅木を磨いてピッカピカに仕上げていきます。

6.磨き1
6.ヤスリがけ
6.ヤスリがけ

やすりを変えるタイミングを教わりながら、三種類のやすりを順番にかけていきます。

やすりを変えるタイミングを教わりながら、三種類のやすりを順番にかけていきます。

7.赤い
7.やする
7.やする

少量の水をつけながらやすっていきます。紅木といういうだけあって、水が見る見る真っ赤に染まっていきます。

少量の水をつけながらやすっていきます。紅木といういうだけあって、水が見る見る真っ赤に染まっていきます。

8.ヤスリ終わり
8.ヤスリ終わり
8.ヤスリ終わり

三種類のやすりがけが終わりました。終わるタイミングは先生が教えてくれます。

三種類のやすりがけが終わりました。終わるタイミングは先生が教えてくれます。

9.赤い水
9.真っ赤!
9. 真っ赤!

ちょっとヤスッタだけで、水がこんなに赤くなりました!紅木の粉末が水の中で模様になっていて綺麗です!

ちょっとヤスッタだけで、水がこんなに赤くなりました!紅木の粉末が水の中で模様になっていて綺麗です!

10.象牙
10.目を潰す
10.目を潰す

ヤスリ終わって水分をとった雫は、今度は象牙の棒で表面の目を潰すようにしながらしっかり擦り付けます。ここがピカピカに仕上げる上でもとっても大切な工程です。

ヤスリ終わって水分をとった雫は、今度は象牙の棒で表面の目を潰すようにしながらしっかり擦り付けます。ここがピカピカに仕上げる上でもとっても大切な工程です。

11.椿あぶら
11.椿油
11.椿油

象牙の棒で表面をならしたら、今度は少量の椿油をしっかり紅木に染み込ませていきます。

象牙の棒で表面をならしたら、今度は少量の椿油をしっかり紅木に染み込ませていきます。

12..砥石
12.砥石の粉
12.砥石の粉

最後は砥石の粉を作り、その粉をしっかりと手で紅木に刷り込んでいきます。実際三味線を作る時もも手でこの粉を刷り込みます。刷り込みが甘いと油が浮いてきてしまうので数回に分けてしっかりと刷り込みます。

最後は砥石の粉を作り、その粉をしっかりと手で紅木に刷り込んでいきます。実際三味線を作る時もも手でこの粉を刷り込みます。刷り込みが甘いと油が浮いてきてしまうので数回に分けてしっかりと刷り込みます。

13.完成
13.完成!
13.完成!

完成です!三味線の場合は、砥石の粉を擦り込んだ後に、布を巻いておくそうです。そうすると不思議なことに光沢が木に馴染んで良い仕上がりが維持できるそうです。

完成です!三味線の場合は、砥石の粉を擦り込んだ後に、布を巻いておくそうです。そうすると不思議なことに光沢が木に馴染んで良い仕上がりが維持できるそうです。

14.演奏
14.三味線演奏体験♪
14.三味線演奏体験♪

初めての三味線演奏体験です。楽器の構え方やバチの持ち方を教わりながら、簡単な曲を演奏してみました♬
2年生にはまだ少し楽器が大きすぎましたが、なんとか形になりました!

初めての三味線演奏体験です。楽器の構え方やバチの持ち方を教わりながら、簡単な曲を演奏してみました♬ 2年生にはまだ少し楽器が大きすぎましたが、なんとか形になりました!

14.感想

みんな素敵なペンダントができました。今季は4歳から4年生、大人が体験しました。紅木は4歳のちびっこでも楽しくピカピカ体験することができました!なかなか触れるチャンスのない三味線も演奏できてとっても楽しかったです♬

みんな素敵なペンダントができました。今季は4歳から4年生、大人が体験しました。紅木は4歳のちびっこでも楽しくピカピカ体験することができました!なかなか触れるチャンスのない三味線も演奏できてとっても楽しかったです♬

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貴金属装身具

貴金属装身具って何だろう?と思われる方も多いと思いますが、一言でいうとジュエリーです。

ジュエリーを日本語で言うと貴金属装身具となるわけですが、指輪やネックレス、耳飾りなど、男性にも女性にも身近なアイテムですね。現代においてはちょっとしたアクセサリーなどはハイブランドや、量販店などで気軽にお洒落なアイテムを入手できる時代です。しかし、古くなったり、壊れてしまったり、オリジナルデザインのアクセサリーが欲しいときなどはどうしたら良いのでしょうか?

貴金属を加工する技術はたくさんありますが、代表的な加工技術は「彫金」「鍛金」「鋳金」の3つが基本にあり、「木目金」「蜜蝋鋳造」「寄せもの細工」といった細工を施して美しいジュエリーが完成するのです。

Isao_shima
講師:島 功

体験教室では木目金や蜜蝋鋳造を得意とする一級貴金属装身具製作技能士で
職業訓練指導員でもある豊島区伝統工芸氏 島 功(しま・いさお)氏を講師に、貴金属加工の基本を学びながらアクセサリーを製作します。

所要時間:約1時間
費用:2500円

体験内容:
・貴金属加工について
・シルバーの指輪かクローバープレートを制作します。

 

 

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つまみ細工

最近では手軽にできる伝統工芸として趣味で始める方や、七五三や成人式などのお子様の贈り物に手作りされる方も増えてきるつまみ細工。着物に合わせるだけでなく洋装でもその美さが楽しめるのも大きな特徴です。正方形に裁断された小さな布きれから美しく、愛らしい花を作ってみましょう。

講師:齋藤小風

伝統技術者の齋藤小風氏を講師に、美しく作るコツなどを教えてもらいながらチャームやブローチなどを製作します。

 

 

所要時間:約1時間

費用:2500円

体験内容:
・つまみ細工について
・基本のつまみ
・チャームかブローチを製作します(製作課題は変更の場合あります。)

 

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