小学生伝統工芸体験レポート

「としまMONOづくりメッセ」明日まで続きますが、小学校児童の伝統工芸体験は本日を持って全て終了致しました。

どの工芸ブースでも子供たちは真剣に一生懸命に作業をして、それぞれに素敵な作品を完成させる事ができました♪

ほんの30分程度だけですが、伝統技術の素晴らしが少しでも伝わったのではないかなぁ?と思います。

⬛︎貴金属装身具
貴金属装身具ではシルバーのプレートに自分のイニシャルを刻印してストラップを作りました。
刻印を垂直に持って金槌で叩くのですが、これを垂直に保ちながら、丁度良い力加減で金槌の中心で打つのがとても難しいそうです。

⬛︎籐工芸
籐工芸では細い籐でできた二重リングを繋ぎ合わせてネックレスを作りました。実は子供たちが体験したのは既に完成している「藤のおもちゃで遊ぶ」なのです。
このくるっとした形になるまでにはたくさんの工程があります。適した強度の籐を一本一本選定して、それを染色して乾かします。そして水に浸けて柔らかくし、それをグルグルと棒に巻きつけ乾かします。そして乾いたら更にバーナーで表面を焼いて巻きが戻らないように固定してから切り分けて完成となります。
このリングはどうやって作られたのかな?という疑問が子供達の中にあれば良いな、と思います。

⬛︎東京手描友禅
友禅では沢山ある技法の一つ、刷り友禅を体験しました。
刷り友禅では、一枚一枚職人が手作業で抜いた型の上から刷毛で染料を刷り込んで色をさしていきます。
刷毛に残す染料の塩梅がとても難しく、少しでも染料が多いと型から色が滲み出てしまいます。

皆んな同じ三色を使用しましたが、それぞれに個性輝く素敵な葉っぱの模様が完成しました。

引率の先生方お疲れ様でした。

伝統技術指導をしてくださった工芸士の先生方

貴金属装身具: 島功氏、松本正博氏、清水貴政氏、渡部流線氏
東京籐工芸: 尾崎英幸氏
東京手描友禅: 大久保紀保氏、上原峰中氏

2日間ありがとうございました。
また来年も宜しくお願い致します♪

「としまMONOづくりメッセ」は明日16時までです!是非お越し下さいませ♪

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会場:サンシャインシティ展示ホールB
会期:2023年3月2日(木)-4日(土)
時間:10:00-17:00(最終日は16:00)
オフィシャルホームページ

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